ワット・ボロムニワート (Wat Boromniwat) は1834年、後のラーマ4世 (当時出家中) の命により建てられました。完成後、王はここに出家したそうです。その後ラーマ5世により改修を受け、名前も現在のものに変えられました。第2級王室寺院。
お堂内部の壁側は1850-60年代に活躍した一流画家クルア・イン・コーン (Khrua In Khong) によるものです。ラーマ4世のお抱え画家(もともと王の出家仲間)であり、西洋絵画を学んだ彼は、タイの伝統絵画に初めて遠近法を取り入れた人物と言われています。
彼の作品で寺院壁画の代表作はこことワット・ボウォンニウェート (→コチラ)。あちらは格式が高いお寺でお堂内の礼儀にかなりうるさいため、彼の作品をじっくり見たいなら (そして写真を撮りたいなら) ここに来るといいです。ただし基本お堂は閉まっているので、お坊さんに声をかけて開けてもらいましょう。お布施も忘れずに。
ここは回廊の仏像のレリーフを見ても、どこかおしゃれ感ただようお寺でした。