旧市街にある多くの寺院のひとつであるワット・マハンナパーラーム (Wat Mahannapharam Worawihan) は、1850年、ラーマ3世の治世に建設が始められました。完成したのはラーマ4世の時代になってからで (1868年)、当初工事を指揮していたウドム・ラタナラスリ王子はこの時すでに亡くなっていたそうです。寺院の名前は "水の大地" あるいは "大海" を意味し、それは輪廻転生を表しているのだそう。
1884年、ラーマ5世の命によりこのお寺に学校 (Public School) が設置され、これがタイで初めての大衆教育の場となりました。このことから、寺院は1949年に国の歴史サイトに選定されています。
本尊は500年前に造られたものだそうで、当時スコータイから運ばれました。ちなみにこのお寺、セパタクローのプレイヤーにはつとに有名だそうで、子どもたちが境内でプレーを楽しむ姿も見られるとのこと。
たまたま入ったお寺でしたが、どのお寺にも歴史や逸話があるものですね。