A Dog's World 

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タイのお菓子:カノムチャン

タイの伝統的なお菓子カノムチャンは、階層 (チャン) になったお菓子 (カノム) です。もちもちしてみずみずしい食感は日本人にはおなじみの味なので、なんら違和感なく美味しくいただけます。

"Kanom Chan Thai Desserts Rooftop Bar" はワット・ボウォンニウェートの前の通りを西側に300メートルほど行ったところにあるピンクの建物、KSゲストハウスの5階にあるカフェです (最初わからなくて通り過ぎてしまいました)。店内は落ち着いた雰囲気。テラスに出れば運河やチャオポーヌー廟を見渡せます。

運河とチャオポーヌー廟

店名にもなっているカノムチャン (下の写真) は一見涼しげですが実は温かい蒸し菓子。ほんのり甘くてもちもちでとても美味しかったです。これは2層ですが、縁起物になると9層のものもあるのだそうです (タイ語で数字の9と進むは同じ発音 "ガウ" なので)。

もうひとつのおすすめがカノムクロック。米粉をココナッツミルクで溶いたほんのり甘いタネをたこ焼き器のようなフライパンで焼くパンケーキです。フライパン接地面はカリカリ、上側部分はトロトロ。とにかく熱々なのであわてて食べると口の中を火傷すること必至です。

正確には、米粉+ココナッツミルクの層に、砂糖+ココナッツミルクの層を重ねているため、焼いても全体が固くならずトロトロ感が残るようです。本当に最後まで熱かった。自分もしっかり火傷しました。トッピングを見るとお菓子とおつまみの中間みたいですね。ネギが載ったところはお醤油で食べたかった。

ちなみに屋台でよく見るカノムクロックは、ふたつの平らな面をピタッと重ね合わせた形で売られています。想い人の二人が一緒になる、という意味があるそうです。