ワット・テワラート(Wat Thewarat/Devaraj Kunchorn)は元々ワット・サモルクレーン(Wat Samor Khraeng)という名でアユタヤ朝時代に造られたお寺です。ラーマ4世の治世(1851-1868年)に、ラーマ2世の子息でありクンチョン家の始祖となったKrom Phra Phithak Thewet氏が改修を行い、現在の名称に変えられ、また第3級王室寺院となりました。本堂はワット・プラケオと同じスタイルでけっこう派手目。
本堂の壁画が空と雲を描いたもので、ネットで見た写真がすごくきれいだったので実物を見てみたくなり訪問しましたが、ご本尊も立派でした。ドヴァーラヴァティー王国(6世紀頃~11世紀頃に存在したといわれるモン族による王国。ナコーンパトムを中心としたチャオプラヤー川沿いのモン族による都市国家の連合体であるという見解が有力)の時代に造られたものだそうです。
チーク材造りの大きな建物(木材は500年近く前のものとの調査結果あり)は今は博物館(Golden Teak Museum)になっていて、そちらもなかなか見ごたえありのようです。あまり興味なかったので見ませんでしたが。