インドネシア映画 Ada apa dengan Cinta? (What's up with Love) を観ました。ジャカルタ南部、クマンにある書店兼アートスペースの奥まったホールで行われた上映会です。正確には、パート1 (2002年) を家で予習として観てから、パート2 (2016年) の上映会に行きました。
2002年に記録的ヒットとなったこの映画、ピュアな青春ラブストーリーに女の子同士の友情、親の虐待、政治問題 (政権批判した者への差別) などをからめ、シリアスとコミカルとロマンスの案配も良く、またインドネシアの学校や町並みがリアルに感じられ、そしてなんといっても主人公ランガが超絶イケメンなので、まあベタと言う人がいるかもしれませんが、とっても楽しく観ることができました。You Tubeでも英語字幕付きフルバージョンが観れます。
ラストシーンはきっとハッピーエンドなんだろうなと明るい気持ちにはなれますが、その後の顛末が気になるのも事実。そしたらなんと14年後のパート2です (ストーリー上は12年後)。今年4月に公開され、インドネシアではまたまた大ヒットしました。
主人公のチンタ (Cinta=Love/愛ちゃん) も他の友達3人もいい感じに年をとっていました。チンタは2002年版は若さがほとばしっていましたが、今は34歳になってとてもきれいな佇まいに。ランガはちょっと残念かな。とはいってもまだまだイケメン健在ですが。長年こじらせちゃった役だけどそれがまたよく似合う。
パート1の圧倒的な良さはなかったですが、パート2も普通に面白かったです。けっこうだらだらと進展のないシーンが続きますが、徐々に徐々に、二人の気持ちが近づいていくのが心地よかったです。本音を言えば、パート1の5年後くらいに続編を作ってほしかったですけどね。
上映会にはプロデューサーが来てトークショーもありました。観客は10人ちょっと。なんて贅沢。