大型自動二輪免許取得
2009年6月、お茶刈りの合間をぬって大型バイクの教習所に通い (2時間/日×6日間)、今日、1回目の卒検でなんとか合格することができました。さっそく免許証も更新、はれて限定解除となりました。さて、何に乗ろうか。日本車はもとより、ハーレー、BMW、DUCATI、あれこれ夢はふくらむばかりです。
ハーレーダビッドソン展示会
ツインメッセでハーレー展示会がありました。間近で見るとやはりアメリカンなので工作精度はなんともアレですが、その存在感はさすがのひと言。やっぱりこれか、せっかく大型免許も取れたことだし、一度は乗ってみたかったし、ハーレー。
今までがSuzuki GSX250E、Honda GB250、Yamaha Serrow225、Ape100と軽快なバイクばかりだったので、ハーレーの中では重量も軽く見た目も軽やかなスポーツスターに決めました。ハーレーとしてはほぼ一番安い車体でしたが、それでも値段が値段なので、清水の舞台から飛び降りる心持ちでした。
ハーレー納車の儀式
ということで、ハーレーのスポーツスター XL883R を買いました。で、噂に聞き及んでいたハーレーショップでの納車の儀式を自ら体験してきました。高い買い物ですからいろいろ演出してくれるのはありがたいのですが、さすがにちょっと恥ずかしかったです。
まずはバイクの前で記念撮影。これを即プリントして、ショップを出る時にアルバムに入れてくれます。店長曰く、「アルバムの残りのページは、これから撮るたくさんの写真でうめてください」･･･はいはい。
次に花束贈呈。まさかバイクを買って花束をもらうとは。きれいだけど持ち帰りづらい。というかバイクに花束って誰か死んだようなイメージが。
キーはちょっとかっこいいケースに入れられてうやうやしく差し出されました。エンジンのかけかたの説明をうけると、店長とスタッフ2名がこちらを向いて「さぁどうぞ」とうながしてきます。セル一発で始動すると、一斉に「おめでとうございます！」のかけ声と盛大な拍手が。いや、本当にそういうのいいですから。
それから装備品や車検証の説明などがあり、30分ほどしてようやく883Rが外に出されました。やれやれやっと終わったわいと胸をなでおろしていたその時、スタッフそれぞれが手にしたクラッカーが目に飛び込んできました。
「そこまでやるの！？」と恥ずかしさは最高潮に。しかしバイクにまたがってエンジンをかけても、なかなかクラッカーを鳴らそうとしません。もういいやと思ってギヤを1速に入れ、軽く会釈をしてその場をゆっくりと発進したその時、「おめでとうございま〜す！」という声とともに、乾いたクラッカーの音が一斉に鳴りひびいたのでした。
何かと見送られるのが苦手な自分には、けっこうしんどかったです。ありがたかったですけどね。
883R 慣らし運転
まず、国道52号線を往復で100kmほど走りました。静岡の但沼から山梨の身延山の先まで、バイクには最高に楽しい道が続いています。
今日はバイク日和だったので、ハーレー、BMW、トライアンフ、ドカティ、その他大型小型いろいろなバイクとすれちがいました。みんないい音してたなぁ。満足、満足。
883Rはタコメーターがありません。そもそもアメ車は頑丈なのでそんなにシビアな慣らし運転はいらないだろうとたかをくくっているところはありますが、それなりに気をつけて運転しています。
マニュアルには、慣らし中は次の速度でギアチェンジをするべしと書かれています。
・1速→2速: 25km/h
・2速→3速: 40km/h
・3速→4速: 55km/h
・4速→5速: 70km/h
1速から4速までは、スピードメーターを見ないでラフにアクセルを開けていると、あっという間にそのスピードに達してしまいます。なので、今は常にスピードメーターとにらめっこ状態です。(それはそれで危ないですけど)
気を使うのは5速で、さすがに一般道で70km/h以上出すわけにはいかず、かといってあまり低速度でギアチェンジしてもぎくしゃくしてしまいエンジンに良くないのは明らかです。
ちなみにもっと振動とか (いい意味でも悪い意味でも) ひどいのかと思っていたら、ぜんぜん。まだ60km/h程度しか出せませんが、走っていても嫌な振動やミラーのぶれなどはありません。快適です (サスペンションは固い)。というかあんまり鼓動感てないな。まだ大型バイクに緊張していて感じる余裕がないのかもしれませんが。
慣らし運転終了
800km走ったので、ハーレーショップで初回点検してきました (12,000円也)。エンジンオイルは真っ黒でした。ドレインボルトが磁石になっていて、鉄粉がびっしりついていました。
乗り出し時にくらべブレーキが効くようになったのと、最初ガッチガチだったサスペンションがまあまあ柔らかくなってとりあえず満足。実はショップに行く途中、ほぼ満タンなのにガソリン残量警告ランプがつくようになってしまいました。来週、センサーを交換する予定。ま、壊れたっていいじゃないか、アメリカンだもの。
次のオイル交換は3000kmでと言われました。マニュアルには8000kmと書かれていますが、アメリカの道路事情とちがってギアチェンジが多い日本ではこれくらいがおすすめとのことでした。
883Rマフラー交換１ eBayで購入
スポーツスター883Rを買ってからというもの、あちこちから「マフラー交換しないの？」と言われ続けました。確かに2009年モデルの排気音は拍子抜けするほど静かで、友人の隼なんかに比べたらとてもジェントル。
それがまたいいわけですが、実のところ排気音よりエンジンのメカノイズの方がうるさいくらいで、さすがにちょっとさびしい気がします。で、だんだんマフラー交換しようかなあという気になって、いろいろ調べてみました。
結論としては、同じスポーツスターで北米モデルの純正マフラーが、デザインは変わらず音とパワーがちょっとずつアップするという、自分の理想に近いものだということがわかりました (後ろ半分を交換する)。これなら吸気系もいじらずに済むそうです。
いろいろ販売店やオークションサイトを見てみたのですが、結論としては、アメリカの eBay で買うことに決めました。eBay 公認のサービスサイト「セカイモン」(当時) なら、日本に発送が可能でしたから。
初めてのオークション体験。しかも海外のサイト。ドキドキしながら、そして何度か競り負け、悔しい思いをしながら、ようやく希望の品を落札することができました。実際に日本でマフラーを受け取るまでがまた気をもむ毎日でしたが。
■購入費用
＊2009年XL1200Cから新車時に取り外した北米仕様純正マフラー
＊8/26落札→9/18受領
・落札価格 41$
・米国内配送料 11.99$
・セカイモン手数料 6.15$ (15%)
・小計① 59.14$ (5,568円) *カード決済
・国際配送料 4,266円
・関税 0円
・消費税 0円
・小計② 4,266円 *着払い
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総費用(①+②) 9,834円
883Rマフラー交換２ いざ装着
ついにスポーツスターのマフラーがアメリカから届きました。クロネコヤマトから受け取った箱はずっしりと重く、7〜8kgはあったでしょうか。
どきどきしながら箱を開けると、予想以上にピカピカのマフラーが出てきました。1本はほぼ完璧に新品同様、もう1本もピカピカながら、中ほどに少しキズがありました。まあヒートガードで隠れるから無問題。
マフラー交換作業は1時間ほどで終了。ボルトのサイズがアメリカ規格なのか手持ちの工具とは微妙に噛み合っていないようで、かなり気をつかって作業しました。連結管との接続がやや不安でしたが、エンジンをかけるとこれといって排気漏れはなさそうで、まずは一安心。
写真のように、北米仕様のマフラーの穴の大きさは一目瞭然です。エンジンの排気音はより大きく、より歯切れ良くなりました。爆発の一発一発に力がある感じ。というか日本仕様、音こもりすぎ。
走った感じもかなり違います。これまでは60km/hで5速 (トップ) に入れるとカラカラカラという音が聞こえてきて、トルク不足な感じは否めませんでした。しかしマフラーを変えたら、50km/hちょっと出ていればトトトッと軽くふけ上がっていきます。ようやくオリジナルのパワーにもどったというわけです
60km/h前後で4速と5速を頻繁にチェンジしなくてすむので、これで街乗りがだいぶ楽になりました。エンジンの鼓動感もきちんと伝わってきて、ますます883Rに乗るのが楽しくなりました。なお、純正品といっても北米仕様マフラーでは車検に通りません。その時は元にもどす必要あり。
883Rフロントスポイラー
ハーレーを買うと電話帳のように分厚い純正パーツ&アクセサリーカタログをくれるのですが、ざっと見渡したところ、どれもこれもみんないいお値段。「こんな値段で誰が買うの？」と思うようなものもあって、個人的には、そんなもののひとつがフロントスポイラーでした。
エンジン下部、前の方にちょこんとかぶせるようにつけるものです。小玉スイカを半分に切ったような小ぶりのパーツが58,800円。た、高い･･･。空力特性なんて無縁のハーレーなのに･･･。
マフラーを競り落とした余韻で eBay をあれこれ見ていた時、この新品が出ていました。しかもたったの49$。さっそくログインして、50$で入札してみました。実はそれほど買う気もなくて、この値段で入札が終わるわけないと思っていたので、ほとんど冗談のつもりでした。
ところが、その後誰も入札する人がいなかったため、結局50$で落札してしまったのです。なんだか複雑。嬉しいようなそうでもないような。ということで、落札価格50$、手数料・送料込みトータル8,800円でフロントスポイラーをゲットしたのでした。
琵琶湖・比叡山・鯖街道
883Rで滋賀県にツーリング。琵琶湖で知人と過ごした後、比叡山延暦寺で鐘をつき、帰りは鯖街道経由で美味しい鯖寿司を食べ、さらに福井まで足を延ばして「おばまん」を買ってから帰路についたのでした。
