A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

サウジアラビアの生活まとめ2

(サウジアラビア再赴任)

リヤドの変貌ぶり

10年ぶりに再び住むことになったリヤドですが、当時と比べていろいろな変化に驚きました。そんなあれこれ。

インターネットが解禁になり、さらに常時接続が主流に。我が家も常時接続&無線LAN。と言ってもせいぜい500kbpsと低スピードですが。ただし、色っぽいページ、ファイル共有やWarezサイトはブロックされて見ることができません。

あとなぜかLivedoor系のページもダメだったりします。YouTubeが (色っぽいもの以外は) 観られるのもナイス。1995年頃、パリのコンピュサーブに国際電話をかけ、そこ経由で日本のニフティサーブにログインして、細々とメールのやりとりをしていたことを思うと隔世の感が。

市内に大型ショッピングセンターがたくさんできました。ここ2、3年のことだそうですが、その様はドバイ並みと言っても過言ではありません (いや、過言か)。実際、一時は中東一大きなショッピングセンターもありました (すぐにドバイに抜かれたそうですが)。

11年前とは比べものにならないくらいの激変です。あいかわらず女性は運転禁止だし、外出するときは黒い外套 (アバーヤ) を羽織って出かけなければならない窮屈さはありますが、少なくともショッピングでかなりのストレス発散が出来るんじゃないでしょうか。税金もないからブランド物も安いし。

携帯電話が解禁されました。プリペイドカード式なら誰でも簡単にその場で買えます。もともと「最大の娯楽はおしゃべり」とまで言われていたサウジ人のこと、今では携帯電話は最も生活に欠かせないアイテムになっています。

スーパーマーケットが巨大化しました。ラインナップは当時とそれほど変わっていませんが、お寿司パックなども売っていて驚きました。野菜は確実に種類が増えているし、東南アジアの果物や栗、それに魚もどーんと陳列されているので、スーパーに行くのが今一番の楽しみです。

また、牛乳やヨーグルトなど乳製品が日本より美味しいのには改めて驚きました。みんな濃厚です。さすが遊牧民の国。乳製品の取り扱いは数千年の歴史がありますから。

空港の入国審査が瞬時に終わるのには、もう本当に驚きました。「えっ、いいの!?」と何度も係官の顔を見てしまったくらいです。昔は1人10分くらいかかっていて、10人並んでいたら「1時間コースだな」とあきらめていましたから。

税関の荷物検査も、X線検査機が導入されたのでスーツケースを開けることはほとんどありません。もちろん、液体やCDなどが大量に入っている場合は、その場で開けられて係官の検査を受けます。

昔は本当に厳しかったです。荷物は当然すべて開けられ、隅から隅まで見られるのはもちろん、しょう油・味噌はアルコール分が入っているから没収、ラーメンはポークエキスが入っているから没収、週刊誌にはグラビアやビールの広告があるから没収・・・(普通はページを破いて持ち込み)。

ビデオテープはすべて一時預かりの上検閲、そして多くは没収。しょう油せんべいですら冷や冷やしながら持ち込んだものです。なんだか逆にあの頃が懐かしい。。

交通量がめちゃめちゃ増えました。毎日夕方になると渋滞します。もちろん、これくらいで渋滞なんて言っていたら日本の生活はできませんが、それにしても当時と比べたら本当に車が増えました。

さらに、カローラなど小型の車がとてもたくさん走っています。昔はサウジ人といえばまずアメ車、その他がベンツかBMW。日本車に乗っているサウジ人はかわいそうだと思っていました。サウジ人のタクシー運転手が増えたのも隔世の感が。

昔から外国人は、200戸~400戸の住宅を塀で囲み、アラブ人をシャットアウトしている外国人用住居に入ります。プール、ジム、ミニスーパー、買い物バスなどの施設があり、コンパウンドに住めば、旦那さんが不在中でも生活に困ることはありません。

当時からセキュリティーはちゃんとしていましたが、2003年にそんな外国人用コンパウンドを狙った自爆テロが発生して以来、どのコンパウンドも入り口に装甲車を置き兵士による厳重警備を行っています。昔と違って外部の車は入れなくなり、そのものものしさは住人ながらちょっと引いてしまうほど。

航空代理店がたくさんでき、価格競争が始まりました。大変良い傾向です。エアラインオフィスでは、航空券がEチケットになりました。先日、キャセイパシフィックもインターネットで予約、支払いできました。市内にはインターネットカフェが無数にあります。

カフェといえば、スタバとシナボンがあってちょっと感動しました。コンピュータ屋も充実しています。ノートパソコンもDellやAcerなど最新型が売られていますが、VAIOのType U、さらにMacの周辺機器 (モデムとか) も売っていて、日本の地方都市よりよほど発展していると思いました。

最後に、気候がほんの少し穏やかになったような気がします。そんな気がするだけですが。この年の日本の夏が異常に暑すぎたからかな。もうひとつ、若者が激増したので、町の空気もほんのちょっと自由な感じに、、いやなってないか。。

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サウジアラビアの結婚披露宴

久しぶりにサウジアラビア人の結婚披露宴に出席しました。あらためて、日本とは随分やり方が違うなと。まず、式は必ず夜です。今回は夜8時スタート。今は冬なので最後の礼拝が7時過ぎに終わりますから、礼拝を終えて集まるには丁度良い時間です。

招待状はたくさん出しますが、出欠の返事は特に求めません。来る者は拒まず、来た人はすべて出迎えるというスタイルです。男女は入り口が別々で、違うホールに入ります。女性の方は写真厳禁で、カメラやカメラ付き携帯は入り口で預けるとのこと。ということで、これは男性会場のレポートです。

会場は広々していてソファーがたくさん並べられていました。200人以上座れるでしょう。夜8時にはすでに30~40人いましたが、時間がたつにつれだんだんと人が増えていきました。一番奥に新郎とその父親が立ち、来客を出迎えます。

ご祝儀はなし。自分も新郎と握手を交わし、手短にお祝いを伝えただけでした。あとはソファーに腰掛け、お茶を飲みつつ周囲とおしゃべりしながら、ご飯が出るのを待つだけです。

しかし今回は、うれしいことに友人たちが新郎の前で踊りを披露してくれました (歌いながら花いちもんめのような動きをする)。今までで一番披露宴らしかったです。普通は何もありませんから (女性会場は楽隊が入りみんなで歌い踊るらしい)。

夜10時、会場がほぼ満員になると、大きな扉が開かれ、隣のダイニングホールに移動するよう促されました。そこには8人掛けのテーブルがたくさん並べられていて、なんとそれぞれにヒツジの半身がどーんと乗っかった大きなご飯の盆が置かれていました。

なんとも豪勢な食事です。というかちょっと無駄…?。どうせみんな残すんだからこんなに奮発しなくても、とついつい考えてしまいますけどね、日本人は。しかしヒツジのカフサは美味しかった! うちのテーブルのヒツジは頭がついていたので、柔らかい頬肉に舌鼓を打ちました。できればお皿が欲しかったですけど (みんな手で食べる)。

食事が終わると、男性チームはもう何もやることがありません。ここでお開き、三々五々、会場を後にしました。時間は夜10時50分。この時、女性会場には未だ新婦が到着していなかったそうです。女性チームは一体何時に終わったんでしょう。

女性はみんな派手なドレスで着飾っているそうですが、こればっかりは男の自分は見ることができません。なお、新婦到着後に、新郎は女性会場に連れて行かれ、みんなに品定め(?)されるのがお決まりだそうです (女性たちは一斉にベールをかぶる)。

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恵みの雨が・・・

2008年11月3日、半年ぶりに恵みの雨が降りました。ただし天の神様ががちょっと奮発しすぎたようで、職場のゲートを出てすぐの交差点もご覧の通り完全に水没してしまいました。

ちょうど帰宅ラッシュと重なったため、リヤドはあちこちで交通が麻痺。ちょっとしたパニックでした。いいかげん道路に側溝を作ればいいのに。

夕方にも激しい雷雨が降ったし、土地が低い南のダウンタウンの方は相当深刻な被害が出ているでしょう。

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最悪の砂嵐

2009年3月10日、午前11時頃、それは突然やって来ました。この1年で最大級の砂嵐です。しかも、よく晴れた青空がほとんど一瞬にして砂に覆われました。

気持ちの悪いことに、あたりは薄暗いオレンジ色に染まり、まるで異空間に迷い込んでしまったかのようでした。

砂嵐には慣れっこのサウジ人もさすがに薄気味悪そうにしていて、窓の外を呆然と眺めつつ「ヤー、アッラー (あぁ、神よ)」などとつぶやく人もいました。

1枚目はオフィスの外でその時撮った写真。色補正はしていません。なんとも不気味な色です。2枚目は翌日の新聞に載ったもの。こんな感じで砂嵐が来たら、確かに一瞬で景色が変わるわけです。

空港の飛行機の離発着も停止されたそうです。写真を見ているだけで砂の臭いを思い出して頭が痛くなります。

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