A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ベトナム料理

発酵食品のふくよかな香り『ブンダウマムトム』

ブンダウマムトム (Bún đậu mắm tôm) は、新鮮なブン (米粉の細麺) と揚げ豆腐を、マムトム (発酵エビペースト) でいただく伝統的なベトナム料理です。 ベースで1皿3万ドン (180円) 程度、プラス1万~2万ドン出せば、茹で豚肉、ソーセージ、揚げ春巻きなどが…

庶民の味コムビンザン、お昼ご飯に一喜一憂

平日のお昼はほぼ毎日職場の食堂で食べています。ショーケースにたくさん並ぶおかずから3~4品選んで、ご飯のお皿によそってもらいます。スープが付いて4万ドン (240円)。 この形態を「コムビンザン (Cơm bình dân)」と呼び、古い時代の漢字で書くと「粓平民…

うどんとフォーのアイデンティティ

ベトナム料理の代表格、フォー。比較的歴史の浅い料理で、登場したのはフランス領インドシナ時代の20世紀初頭、ハノイないしナムディンで生まれたとする説が有力です。 今は全国的に食べられますが、もともとは北部の食べ物。北 (ハノイ) のフォーはシンプル…

毎日知らないものを食べています@ハノイ(2)

ベトナムに来る前から知っていたベトナム料理なんて、せいぜいフォー、バインミー、バインセオ、生春巻きくらいだった自分。 なのでハノイに到着してから1週間は、毎日知らない料理を食べ、そしてそのどれもが美味しくて、食べるたびテンションが上っていま…

4万ドンのリアリティ(私的ハノイ外食事情、4~6の法則とともに)

海外生活、1食 "4~6" の法則 海外旅行で思い出作りに散財することは自分もこれまで散々やってきましたが、その国で暮らすとなると、おのずと金銭感覚もローカル目線になってくるものです。(※参考過去記事:タイ生活の金銭感覚) たとえば外食の値段。タイ…

美味しいピッツァに舌鼓@Pizza 4P's

いま住んでいるアパートの周辺にはベトナム料理のお店に混じってピザ屋が4軒もあります。値段の割にどこもよくお客が入っているので、意外と普及しているんだなあと。 どうやら、とくに都市部の若者・家族層では、ピザはすでに特別な外国料理ではなく、かな…

懐かしい味『キングロティ』

ハノイ旧市街地区、ホアンキエム湖の北側は、工芸品や衣料、土産物店、さらにカフェ・レストランが軒を連ねるカラフルでにぎやかなエリアです。 自分も週末のたびカメラ片手にそぞろ歩きを楽しんでいますが、そんな店舗群のうち、個人的にひときわ目を引いた…

ライチの季節と交通渋滞@ベトナム

ライチは中国南部を原産とするトロピカルフルーツです。ぷりっとしたジューシーな果肉は上品な甘みと華やかな香りが特徴で、ビタミンCやポリフェノールが豊富に含まれています。 世界のライチ生産量は中国が圧倒的1位で年間200万トン、そしてベトナムが30万…

柔らかいだけじゃなかった、ハノイのバゲット

先日の投稿で、噛む力が一気に衰えたことを嘆きました (⇒コチラ)。そこにも載せたフレンチベーカリーで、たまにバゲットを買って食べようかなと考えていましたが、あらためてアパートの近場でベーカリーを検索、ひとつ良さげなパン屋を見つけました。 Hoan B…

濃い味をお探しの貴兄に:ハノイおすすめレストラン5選(ヌードル編)

自然な味わいとたっぷりのハーブ、ベトナム料理にはもともとヘルシーなイメージがありますが、北部のハノイは中部・南部にくらべ、さらにあっさりめの味付けが特徴だそう。 ハノイに来てからフォーやブンを毎日のように食べていますが、確かに塩分・油分とも…

ベトナムあるある?フランスパンが噛めない!?

ベトナムに来て1ヶ月ちょっと経ちました。これまでの海外赴任にはつきものだった、「ちょうど1ヶ月で一旦緊張の糸が切れ2~3日寝込む」なんてこともなく、無事に過ごしています。 毎日美味しいベトナム料理を食べ (たまに自炊)、いい国だなあと思いながら何…

バインミーチャオからカイガタへ:メコンを渡った朝食文化

先日、ベトナムの朝ご飯について投稿した際、ベトナムとタイそれぞれのハムエッグを紹介しました (⇒コチラ)。 その時は単に似ているからと引き合いに出しただけでしたが、よく考えたら、ベトナムのバインミーチャオとタイ東北部 (イサーン) のカイガタ、何か…

タクシー飛ばしてフォーですか?

日本でも古くから「ラーメン vs. うどん」という対立構造があったりします。自分はどちらも好きなので、どちらかに優劣をつける気はありません。 ただ、夜中にまったりラーメン動画なんかを観ていると、もう無性にラーメンが食べたくなって、いっそ今から出…

ベトナム料理の真髄!?ベトナム風お好み焼き『バインセオ』

ベトナム料理の特徴 ひと月ほど毎日のようにベトナム料理を食べてきて、なんとなくわかったこと。ベトナム料理の特徴を端的に言うと、香り・食感・温冷のバランスを、食べる人自身が完成させる料理文化だと思いました。 日本料理は「完成品をそのまま味わう…

ベトナム朝ご飯の最適解はお雑煮『バインドゥックノン』

ホテルからアパートに移り、早3週間。週末は朝からいそいそと出歩き、ベトナムの朝ご飯をあれこれ楽しんでいます。 ベトナムは早朝からオープンする食堂が多いので、朝からたいていのものは食べることができます。フォーやバインミーなど、朝食の定番と言わ…

ハノイ名物エッグコーヒー3選+α

ハノイ名物エッグコーヒー (ベトナム語:カフェ・チュン/cà phê trứng) は、コーヒーに泡立てた卵黄を載せて飲まれる伝統的なコーヒーです。 卵黄には砂糖や練乳が加えられるためコッテリ甘く、苦みの強いロブスタ種のコーヒーと絶妙なコントラストを醸し出…

ベトナムの中華麺『ミー』

いろいろな麺料理があるベトナムですが、ほとんどは米粉の麺。自分も好きでよく食べていますが、こうもライスヌードルが続くと、たまには小麦粉の麺、とくに中華麺が食べたくなります。 タイで暮らしていた時は、それこそ週に何度も中華麺 (バミー) を食べて…

ほっぺた落ちるベトナム風おこわ『ソイ』

あいかわらず外食のほぼすべてで麺、しかも柔らかい米粉麺ばかり食べています。職場のランチでご飯 (白飯) は食べていますが、そろそろ外食でもしっかりした米粒が食べたくなってきました。 ということで週末に、ベトナム風おこわ「ソイ (Xôi)」の人気店「ソ…

ブブル vs. ジョーク vs. チャオ(尼泰越お粥対決)

タイの食堂・屋台は早朝からオープンし、平日、食べ物を出勤前に食べたりテイクアウトするサラリーマンや学生の姿をよく見かけました。 ベトナムもそれは同じで、今は毎日20分ほど歩いて通勤していますが、道すがら目にするフォーやバインミーのお店は、どこ…

これなら推せる!?:タピオカ麺バインカイン

バインカイン (Bánh canh) は数あるベトナム麺料理の中でも珍しい、タピオカ粉で作られたプルプル柔らか食感の太麺が特徴の1杯です。 濃厚なカニ出汁スープに太めの柔らか麺、エビ・豚肉・魚のすり身など具沢山なものが主流で、特にベトナム南部やフエ地方で…

ルーツはあのうどん!?:麺料理カオラウ

ベトナム中部クアンナム省の都市ホイアンの郷土料理として知られるカオラウ (Cao lầu) は、「ベトナムのうどん」とも呼ばれます。 米粉の麺ですが太さがあり食感もフォーにくらべたらちゃんとコシがあって、麺の色は黄色~褐色、少量の汁と混ぜながらいただ…

いろいろありますバイン◯◯

ベトナム語の「バイン (bánh)」は、パン・餅・ケーキ・麺・粉もの・ライスペーパー料理などを広く含む言葉です。 ミー (小麦) がつくと小麦粉のパン全般を指し、なのでバインミーの直訳は、実は「パン」。バインミーと聞けば、あのサンドイッチしか思い浮か…

ベトナムのドリアン価格2026

先日、ベトナムに来て初めてドリアンをいただきました (⇒コチラ)。4年ぶりに口にしたドリアンは、ほれぼれするような香気を放ち、パクリとかぶりつくと口の中が、それはそれは甘美な甘さで満たされたのでした。 「ああやっぱり美味しいなあ」としみじみ噛み…

ベトナムコーヒー vs. スターバックス

エチオピアでコーヒーの美味しさに目覚め、インドネシアで産地ごとの品種を飲みくらべる楽しさを知りました (過去記事:コーヒー大国インドネシア)。 その後に赴いたタイはコーヒー文化の歴史が浅いからか、どこのカフェも若者でにぎわっていたものの、自分…

まずはハノイ料理から(3)ブン・〇〇、その他

前日の投稿 (⇒コチラ:ブンチャー) に続いて、次に紹介するハノイ料理は、米粉の細麺「ブン」を使ったいろいろな麺料理と、さらにその他も。 ベトナムの麺料理と言えばフォーが国民食のようなイメージがありますが (もちろんそれも事実ですが)、実は日常的に…

まずはハノイ料理から(2)ブンチャー

前日の投稿 (⇒コチラ:フォー) に続いて、次に紹介するハノイ料理は「ブンチャー」。自分は今回、ベトナムが決まりあらためて観光ガイドブックを読んで、初めてブンチャーという料理を知りました。 ブンチャーはフォーなど他の汁麺とは毛色が違います。不動…

まずはハノイ料理から(1)フォー

2024年、「世界最高のグルメ都市」のひとつにも選ばれたハノイ。エアコンの効いたお洒落なレストランから、路上で腰掛けに座っていただく大衆食堂まで、食べる場所は本当にたくさんあります。 自分のアパート周辺も、朝から晩まで食べるものにはまったく困り…

孵化前アヒルのゆで卵・・・とは

世界的な珍味として知られるフィリピンのバロット (Balut) は、孵化直前のアヒルのゆで卵です。フィリピン以外にも、中国本土南部から東南アジアの広い地域で食されます。 ベトナムではホビロン (hột vịt lộn/ホッヴィッロン/南部) またはチュンビロン (trứn…

ベトナムで初ドリアン

タイで暮らした4年間、すっかりドリアンの美味しさにハマり、種類もそこそこ食べくらべたりして、本当にもう存分に楽しみました (⇒コチラ)。 タイを離れる時は、「もうドリアン食べられないなあ」と感傷的になった自分でしたが、今回ベトナムが決まり、「ま…

ベトナムではフォーよりブン

ハノイ到着後、2週間ホテルに滞在しました (今はアパートに引っ越し済み)。毎朝ホテルの朝食ビュッフェを楽しみましたが、初日をのぞいて必ず麺をいただきました。 食べた麺の種類は4つ。毎回、麺も具もスープも変わるので、食べ飽きるということがありませ…